車種ラインアップからファミリーカーの定番となっているミニバンを廃止するいっぽうで、3列シートSUVブームを巻き起こしたマツダ。そのブームの火付け役となったのが、2017年12月に販売開始された「CX-8」だ。, 「CX-5」のボディを延長して3列シートをレイアウトしたモデルと思われがちだが、それは誤り。北米市場に投入されている上級モデルの「CX-9」を日本市場に合わせてボディをナロー化そして補強を加えているゴージャスな仕様なのである。, 今回は登場から約2年半が経過した、3列シートSUVのヒットモデル「CX-8」の最新中古車事情に迫る。文/萩原文博写真/MAZDA、編集部. 日本国外向けの車名は当初より「Mazda3」だが、2019年5月24日より日本国内で販売を開始した4代目より、日本国内でも日本国外向けとほぼ同じ(※Mazda部分の大文字の数が異なる)MAZDA3の車名を用いている。本項では、日本で「アクセラ」の車名を用いていた3代目モデルまで記述する。, 長年親しまれた「ファミリア」(北米では「プロテジェ」、欧州などでは「マツダ323」)に代わる世界戦略車として、ボディサイズを拡大し、あらゆる面での実力を引き上げて開発された。ボディタイプは4ドアセダンと「スポーツ」と称する5ドアハッチバックの2種類を用意し、ファミリア同様、日米欧の3極をはじめ世界展開される、同社の中核車種である。なお、マツダにおいては小型乗用車に分類されているが、ボディサイズは他社のそれより一回り大きく、実質的にミドルセダン(1,800~2,000ccクラス)に相当する。, 特に、ヨーロッパにおけるCセグメント車の市場を見据え、ボルボ・S40・V50とフォード・フォーカスとプラットフォームを共用して基本設計され、近年の大型化の流れを受けて全幅は1,745 - 1,770mmあり、エンジンの排気量にかかわらず全車3ナンバーとなる。ただし、ドアミラーを含めた車幅は日本の道路事情を考慮して5ナンバー車と同等の数値に抑えている。「スポーツ」の全長は3代目ランチア・デルタを除けば、同クラスハッチバック車としては最長である。, マツダスピードアクセラにはL3-VDT型2.3L直噴ガソリンターボエンジン「MZR 2.3 DISI(ディジー) TURBO」、LSD、6速MTが搭載された。補強された5ドアハッチバックボディが採用され、ホイールには18インチアルミホイール、ブレーキは前輪・12.6インチ(320mm)、後輪・11インチ(280mm)という大きいサイズのものが採用された。, 欧州でのCセグメントというフォルクスワーゲン・ゴルフVやプジョー・307、オペル・アストラ等の超激戦区に本格投入された日本車の代表格。走りにこだわる欧州のユーザーに高い評価を得ており、2004年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーにてゴルフと並ぶ同率2位(日本車中1位。総合1位はフィアット・ニューパンダ)を獲得。アテンザに並ぶ新生「マツダ」の代表格となっている。2005年度にマツダはさらなる増産を決定。2006年8月末時点で国内生産累計台数は100万台を突破した。生産開始から3年2か月での達成は、マツダ車として過去最短記録である。その後、2008年10月末時点で世界累計生産200万台を、2011年4月26日時点で世界累計生産300万台を達成した。, 2008年のロサンゼルス・モーターショーでセダンが、ボローニャモーターショーで5ドアハッチバック(スポーツ)がそれぞれ発表された。開発コンセプトは「再びカスタマーの期待を超える」。日本国内での月間販売目標は「アクセラセダン」と「アクセラスポーツ」、ホットハッチの「マツダスピードアクセラ」の3モデル合わせて2000台と発表された[20]。, オーストラリア市場では2011年から2年連続で販売台数第1位を記録した車種であった[21][22]。, 2013年6月27日、ニューヨーク、ロンドン、メルボルン、サンクトペテルブルク、イスタンブールの世界5都市で発表された[39]。日本では2013年11月21日に発売された。生産は防府工場の他、メキシコ、タイ、中国で行われ[40]、年間販売台数は世界50万台を目標としている[41]。, なお、ガソリン車は従来からの2.0L車に加え、1.5L車も「平成27年度燃費基準+10%」を達成し、ハイブリッド車は「平成27年度燃費基準+20%」を達成している。, 2004年に製造開始した教習車仕様(マツダE&Tが手掛ける)はこのクラスで稀少なマニュアル車が設定されていることから、2014年に累計生産台数1万台を達成。近年(2014年時点)で日本国内の教習車市場で3分の1のトップシェアを確保している[71]。, なお、3代目(BM系)の教習車仕様のCBA-BM6FJ型(および教習車・法人向けのLPG仕様のCBA-BM6FJ改)においてエンジンおよびトランスミッションはSKYACTIV TECHNOLOGYを採用せず従前のものを採用している。, 先述の通り2019年4月26日を以って受注終了となり、現在タイで生産される日本国内未投入(未発売)の2代目Mazda2 Sedanの右ハンドル車の同型車種のマツダ教習車に移行[72]。, 「Accelerate(加速する)」+「Accelerator(アクセル)」+「Excellent(卓越した)」を語源とした造語。日本国外仕様である「Mazda 3」の"3"は車格を表している。, 石川芳雄「日本車大紀行 第13回 マツダ アクセラスポーツXD/アテンザワゴンXD Lパッケージ」『Motor Magazine No. マツダ及び東洋工業のエンジン型式一覧(マツダおよびとうようこうぎょうのエンジンかたしきいちらん)は、マツダ(旧東洋工業)のエンジン型式を、エンジン系列の登場順に並べたものである。 参考として、oem供給を受けた他社型式エンジンも掲載する。 最近はSUVの人気が高い。悪路の走破を考えて開発された車種が多く、大径タイヤを装着するなどボディの下側を力強く見せている。上側はワゴン風だから、後席の居住性や荷室の広さに余裕が生じた。SUVは外観のカッコ良さと実用性を両立させて、人気のカテゴリーになっている。, そしてミドルサイズ以上のSUVには、荷室に3列目のシートを装着した車種もある。乗車定員は6~7名だ。そこで今回は、設計が比較的新しい3列シートを備えたSUV同士を比べたい。車種はホンダ CR-Vとマツダ CX-8だ。, CR-Vの初代モデルは1995年に発売され、ボディは比較的コンパクトで視界も良く、運転がしやすかった。車内は広く、ミニバンのような機能も備わり人気を高めた。, ところが2代目以降は北米指向を強めてボディを拡大させていく。日本での売れ行きは下がり、2013年にはコンパクトなホンダ ヴェゼルが発売されて好調に売れたから、CR-Vは2016年に販売を終えた。, 一度は過去のクルマになったが、2018年に5代目CR-Vが復活している。SUVの人気が高まり、ヴェゼルだけでは選択肢が不足したからだ。5代目CR-Vは、1.5リッターのガソリンターボと2リッターのハイブリッドを用意する。, ホンダの場合、シビックやインサイトを含めて場当たり的な廃止と復活が多く、ユーザーの印象を悪くしている。, 対するCX-8はLサイズのSUVで、すべてのグレードが3列のシートを備える。エンジンは2.5リッターのガソリンと同ターボ、2.2リッターのクリーンディーゼルターボを設定する。, CR-Vの全長は4605mmだからミドルサイズだが、全幅は1855mmとワイドだ。CX-8は全長が4900mmに達するからCR-Vよりも約300mm長い。全幅は1840mmだから逆に若干狭い。, 最小回転半径は、CR-Vが5.5m、CX-8は5.8mと大回りだ。全長と併せてホイールベース(前輪と後輪の間隔)も270mm長く、小回り性能が悪化した。, 視界は両車ともに斜め後方が見にくく同程度になる。そうなるとボディが少し小さく、小回りの利くCR-Vが勝る。, CR-Vの内装は相応に上質だが、インパネやドアの内張りにあしらわれたステッチ(縫い目)は模造だ。このようなデザイン処理は、コンパクトSUVのヴェセルなどに施すなら低コストで質感を高められて効果的だが、300~400万円のCR-Vではダメだ。ステッチの模造はやめて、別の表現にしたい。木目調パネルは光沢を抑えたマット調にしたが、この見栄えもあまり良くない。, CX-8の内装は、CR-Vよりも質が高い。デザインはオーソドックスだが、Lパッケージには木目調ではなく本杢を使う。本格的に造り込み、視認性や操作性も良い。, CR-Vの場合、ハイブリッドはリアサスペンションの上部に駆動用リチウムイオン電池を搭載する。そのために3列目シートを装着できない。1.5リッターターボ搭載車のみ、2/3列シートを選べる。CX-8は3列仕様のみだ。, まず1列目シートは、両車ともに座り心地が快適だ。肩まわりのサポート性も良い。ただしCX-8の本革シートは、もう少しサイドサポートを利かせたい。カーブを曲がる時のホールド性に不満を感じた。, 2列目は、CR-Vでは腰が少し落ち込むが、座り心地は良好だ。CX-8は逆に床と座面の間隔が離れている。座る位置が少し高すぎるが、座り心地は快適だ。, 両車とも2列目にスライド機能が備わり、身長170cmの大人6名が乗車した場合、2列目の膝先空間を握りコブシ1つ分まで詰められる。2列目に座った乗員の足が1列目の下側にスッポリと収まるように配慮したから、スライド位置を前寄りに調節してもさほど窮屈に感じない。, 2列目をこの位置に設定して3列目に座ると、両車とも膝が持ち上がる。ミニバンと違って、3列目の床が燃料タンクによって大幅に高くなるためだ。, この時のスペース的な余裕は、CR-Vでは膝先空間が握りコブシ半分になる。頭上は狭く、頭部が天井に触れた。CX-8は同じ測り方で、3列目に座る乗員の膝先空間は握りコブシ1つ少々を確保する。頭上にも掌が収まる程度のわずかな余裕がある。, 両車とも3列目に座ると、足が2列目の下側へ収まるように工夫されている。座面にも柔軟性があり、膝が持ち上がって窮屈ながら、補助席の簡素な造りではない。大人が6名で乗車する場合、CR-Vは片道45分、CX-8であれば1時間程度まで許容する。, 荷室は両車とも2/3列目シートを左右に分割して畳むことが可能だ。長い荷物も積みやすい。その上で比べると、ボディの長いCX-8の方が荷室長を長く確保できる。, CR-Vで3列シートの7人乗りを選べるのは、1.5リッターターボだ。動力性能の数値は、2.5リッターのノーマルエンジンと同程度になる。2000回転を超えた領域では加速感が滑らかで、吹き上がりは活発だ。ただし1800回転以下では、駆動力が低下する。, 2リッターのハイブリッドは、エンジンが主に発電を行い、駆動はモーターが受け持つ。モーターの駆動力は、ノーマルタイプのガソリンエンジンに当てはめると3リッター並みの余裕がある。モーターは瞬発力が高く、巡航中にアクセルペダルを踏み増した時の加速も力強い。, 一方、CX-8では、ガソリンの2.5リッターと同ターボ、2.2リッタークリーンディーゼルターボの全車に、3列シート仕様がある。, これらの内、動力性能がCR-Vの1.5リッターターボに近いのは、2.5リッターのノーマルガソリンエンジンだ。車両重量はCR-Vが約150kg軽いから、加速力でも有利になる。しかし高回転域の吹き上がりは、CX-8の2.5リッターエンジンが機敏だ。, CX-8の2.5リッターターボは、4リッターのノーマルエンジンと同程度の性能を発揮するが、高回転域の吹き上がりは鈍い。ガソリンエンジンだから回転感覚は滑らかだが、低めの回転域を使う市街地や高速道路に適する。峠道をスポーティに走る性格ではない。ガソリンエンジンとしては、少し中途半端な印象を受ける。, その意味では2.2リッターのクリーンディーゼルターボが推奨される。実用回転域の駆動力は4.5リッターのガソリンエンジン並みで、ディーゼルだから高回転域は不得意だが、吹き上がりの鈍い独特のクセは抑えた。ガソリンエンジンほどではないが静かに走り、熟成されている。, 両車ともに走行安定性は高い。ボディが重く、重心の高いSUVながら、コーナーを曲がる時でも操舵に対する反応の鈍さを感じない。峠道も走りやすい。, また危険を避けるため、下り坂のカーブでハンドルを内側へ切り込みながらブレーキを掛けた時でも、後輪の接地性が失われにくく安定を保つ。このような挙動は、今では常識になってきたが、CR-VとCX-8は背の高いSUVで実現させている。, その上で比べると、ボディが軽くホイールベースも短いことから、CR-Vの方が操舵感は適度に機敏で運転しやすい。, 両車ともに、低速域では乗り心地が少し硬く、速度が高まると快適になる。大きな段差で粗さを感じることはないが、細かなデコボコを伝えやすい。購入時には、街中を時速40~50kmで走り、不快感がないか確認する。, 乗り心地の優劣を競えばCX-8が快適だ。ホイールベースが長いこともあり、ボディの揺れ方を抑えた。CR-Vは上下に揺すられる印象を伴うが、CX-8はマイルドだ。, CR-Vはホンダセンシングを標準装着する。センサーはミリ波レーダーと単眼カメラで、歩行者も検知して緊急自動ブレーキを作動させる。ドライバーからは見えない後方の並走車両を検知して、注意をうながす機能も備える。, CR-Vの1.5リッターターボは、2WD/7人乗りのJC08モード燃費が15.4km/Lだ。CX-8の2WD/7人乗りは13.4km/L(ルーフレール装着車)になる。CX-8はボディが150kgほど重く、燃料消費量も多い。, CR-Vのハイブリッドは、2WDのJC08モード燃費が25.8km/L、WLTCモード燃費は21.2km/Lだ。CX-8のクリーンディーゼルターボは、WLTCモード燃費が15.8km/Lになる。燃料代はCR-Vの方が安い。, CR-Vのエンジンは、1.5リッターのガソリンターボと2リッターのハイブリッドで、3列シート仕様はターボのみだ。ターボの価格を2WD/7人乗りで見ると、EXが342万1440円、EXマスターピースは381万4560円になる。, 同等の動力性能を備えたCX-8の2.5リッターノーマルエンジン搭載車は、CR-VのEXに相当する2WD・25Sプロアクティブが325万6200円になる。, 価格はCX-8が16万5240円安いが、CR-V・EXと違ってカーナビなどを装着していない。そこでCX-8にカーナビ用SDカードプラス(4万8600円)、Boseサウンドシステム(8万1000円)などをオプション装着すると、総額はほぼ同じだ。ボディサイズの違いなどを考えると、CX-8が割安になる。, CR-VとCX-8を比べると、ひとクラス違う印象を受ける。運転感覚、乗り心地、内装などは、CX-8がCR-Vよりも上質だ。価格は同程度だから、CX-8の方が買い得に感じる。CR-Vは、価格を25万円ほど安くするとバランスが取れる。, CR-Vは3列目シートの価格も高い。2列仕様に比べると、3列仕様はEXで19万1160円、EXマスターピースは本革を使うために22万3560円高くなる。SUVに装着される3列目シートの相場は7~15万円だから、CR-Vも価格を抑えたい。, 従って結論としてはCX-8を推奨するが、全長が4900mmに達するから、市街地を走るといかにも大柄に感じる。販売店の試乗車で、縦列駐車や車庫入れをCR-Vと比べたい。内装も見る人によって印象が異なるので、両車を試乗比較した上で判断するのが良いだろう。, ■マツダ 新型CX-8 2.5リッター ターボ試乗レポート|CX-8の世界観にマッチする力強く滑らかなガソリンターボエンジン, ■マツダ 新型CX-8 燃費レポート|意外と良いぞ!?話題の3列シート・7人乗りSUVの実燃費を徹底検証!, ■ホンダ CR-V(ガソリン・FF・5人乗り仕様)実燃費レポート|人気SUVの実燃費を徹底テスト, ■ホンダ 新型CR-V(ガソリン/FF/5人乗り)試乗│ライバル多数! 激戦のミドルSUVクラスで復活を遂げるCR-Vに勝ち目はあるのか!?, ■マツダ 新型CX-8 試乗レポート|SUVに3列シートという新たな価値観を提案する, 車の買取査定ってシンプルに「めんどくさい」ですよね。